
北の空を見つめた場合、北極星を中心に星の軌跡が描くのは円。
地球を含めた星々の壮大な運動。
普段は感じることの無い思い。
だだっ広い宇宙の中、地球に乗っかったまま、動いているんだと感じる。
果てしない宇宙の広がりを思うと、夜も眠れない。
2009年1月17日、夜のゲーダ川。

地獄や魔界に行ったことは無い、空はこんな感じなんだろうか。
閻魔大王が火遊びをしたのか。
魔界への入口なのか。
地獄のような空色に魅せられて、焼き尽くされそうだ。
そう、確かに、この時の空は燃えていた。
2008年12月28日、早朝の白浜港上空。

この空には、幾つの星があるのだろう。
遥か彼方から、光を届けてくれる。
届けてくれると言っても、宅配ピザとは訳が違う。
届くまでに、何百年も何万年もかかる。
ティラノサウルスが地球上を闊歩していた時に、
瞬いた光が、今届いているかもしれない。
織田信長が本能寺で自刃した時に、
瞬いた光が、今届いているかもしれない。
瞬く星の光。
好天には星降る夜を見つめよう。
2008年12月24日、クリスマスイブの浦内川上空。

早稲田摂陵高等学校様
2月16日のエコツアーに
参加していただき誠にありがとうございました。
あいにく小雨のぱらつく北風の強い天候とはなりましたが
個々に楽しみながら漕いでいましたね。
8kmカヌーお疲れ様でした^^
またのお越しをお待ちしております。


星を見つめにいき、この雷光と出会った。
奇跡の瞬間は、偶然に訪れる。
そういうものだ。
不思議と橋の上にいても、恐怖感はない。
ギリシャの天空神ゼウス、インド天空の雷神インドラ、日本の建雷命。
神話の神々。
古来より雷は神と結び付けられ、考えられてきた。
この美しさ、まさに神業である。
2008年11月6日、浦内川河口の上空。

何と言うめぐり合わせか。
あと数分、この場所に付くのが遅ければ、見つめることはできなかった。
今後絶対に、二度と出会うことの出来ないと思わせる、奇跡の空。
真っ赤に染まり、色褪せていくのはほんの数十秒であろう。
こんな空色に出会った日には、心が躍る。
赤く染まった、噴煙の様な雲。
ここは桜島か?
2008年9月21日、白浜港上空。

西表の風にレンズを向けていると、
稀に信じられない色彩を放つ、空色に出会うことがある。
こんな空色を見つめているといつも思う、
この色彩には二度と出会うことができないんだと。
刻一刻と光の干渉により、その姿を変幻させる。
染まる赤も、どこがピークか分からない。
夜のとばりが降りるまで、ひたすら、見つめ続ける。
2008年9月9日、美田良からの夕景。

ドーラ 『りゅ、龍の巣だぁ~。』
パズー 『父さんの言った通りだ、向こうは逆に風が吹いている。』
この雲の中には、恐らく天空の城がある。
ご存じない方は、宮崎駿監督、天空の城ラピュタを参照。
2007年9月2日、浦内川船着場から望む空。