
3月も今日で終わりです。
春休みと言うこともあり、連日たくさんのお客様にお越しを頂いております。
残念なことにここ最近は、どうも天候がスッキリしません。
もう久しく太陽を見ていないですね。
4月に入ると天候は少し安定しますが、
雨降り後の山にガスのかかった美しい風景は当分の間お預けとなります。
雨が続くと太陽が恋しいと言い、それでいて雨の風景が見られなくなると文句を言い、
本当に勝手なものです。。。

ここ最近は雨が降ったり、冬の寒さが少し戻ったりと不安定な天候が続いています。
2月の中ほどから僕たちの目を楽しませてくれていた今年のセイシカも、
とても残念ですが、もうそろそろ終わりを迎えそうです。
純白のセイシカは本当にわずかに花を付けていますが、
それ以外では目立った花を付けている株が見られなくなりました。
また来年に期待したいと思います。。。

ここ何日かは太陽が顔を出す天気ですが、黄砂が舞って霞がかった景色になってしまっています。
特に昨日がひどく、内地の方もこちらと同様にひどかったようですね。
この黄砂、中国大陸の方から飛んできています。
車のフロントガラス、遊覧船の雨よけシート、色々な物が真っ黒になってしまいます。
黄砂がひどいときは目がかゆくなる人もいるようです。
空気の綺麗な西表島ですが、子供たちで喘息になっている子もいるようです。
この黄砂の影響なのでしょうか?
写真は、浦内川の黄砂で霞がかった朝焼けです。

まず冒頭に、ショッキングな写真を掲載し大変申し訳ありません。
ただ、これが道路事情の現状です。
人間の生活になくてはならない便利なはずの道路が、多くの生き物を殺してしまいます。
イリオモテヤマネコ(特別天然記念物)、カンムリワシ(特別天然記念物)、
セマルハコガメ(天然記念物)、シロハラクイナ、リュウキュウコノハズク、サキシマハブ、
サキシマスジオ、サキシマヌマガエル、ベンケイガ二、などなど。
イリオモテヤマネコの主な死亡原因の一つも交通事故死です。
年に2~3頭轢かれてしまっています。
鳥類ではこのシロハラクイナが断トツに多いのです。
西表島で実質機能している信号機は一つしかありません。
延々と続く信号機のない道路ですから、つい車を飛ばしたくなるかもしれませんが、
島の制限速度は40kmです。
40kmくらいで走っていれば、
直前に飛び出してこない限り事前に対処することが十分可能だと思います。
島をレンタカーなどで車を運転する方は、皆さんにとっても、
野生動物にとっても優しい運転でお願いします。
※後ろに写っている車が轢いてしまったわけではありません。

ここ2日間は好天が続いています。
日中の気温は24℃ほどで、春が手に届く距離まで来ていますね。
本日の朝一便の時、上流の軍艦岩船着場に到着する直前に
対岸の木にカンムリワシが降り立ちました。
高台にとまり異常がないかどうか確かめているような感じでした。
辺りをよく観察すると、近くにもう一羽成鳥と少しはなれた山の斜面に
白い羽に覆われた幼鳥がいました。
おそらく雄雌のペアと、昨年生まれたその子供でしょう。
今の時期、カンムリワシにとっては恋の季節になります。
新たな繁殖シーズンを迎えると、成鳥は幼鳥をテリトリーから追い出します。
この親子にその気配はまだなさそうでしたが、
繁殖期たけなわになるといずれ追われることになるでしょう。

本日も朝から雨の西表島です、ここしばらくは太陽を拝めていませんね。
今朝方の明日の予報は晴れになっていましたが、どうなることでしょうか?
去り行く冬を惜しむかのように、雨天続きです。
さて、前回お伝えした濃い桜色のセイシカですが、実は本日が満開だったかも。。。(笑)
浦内川沿いにあるセイシカ達は、連日美しい姿を見させてくれていますが
どうやら折り返し地点を過ぎたようです。
さあ、今年のセイシカもラストスパートです。
まだまだセイシカのお話は続きますよ(多分)。

6日と7日、二日間に渡って、阪南大学高校の皆様が
修学旅行で浦内川でカヌーを体験して下さいました。
雨の降る中、真剣にガイドの話を聞き、
一生懸命ゴールまでカヌーを漕いでました。
ぜひ、気候の穏やかな、天気のいい日にまた遊びにいらして下さいね!

ここ最近は雨天が続き、本来の八重山の天候と相成っております。
雨続きのおかげで、連日セイシカの美しい姿を見ることができています。
連日セイシカの開花をお伝えしておりますが、
濃い桜色のセイシカをご紹介しておりませんでしたので、お届けしたいと思います。
浦内川沿いに数あるセイシカの中で、本日一番美しいと思ったのがこの株です。
この株は恐らく本日が満開ではないでしょうか。
セイシカのお話がしばらく続きそうです(多分)。
時期的に今が旬ですので、何卒ご容赦下さい。

純白のセイシカが満開をむかえております。
写真は3月2日のものですが、おそらく3日がピークであったろうと思います。
3月の終わりの休みに、この純白のセイシカを見に来られる方もおられるかと思いますが、
とにかく早く来てください、もうピーク過ぎちゃいました。(笑)
できるだけ多くの方に見ていただきたいので、
3月の終わりごろまで一つでも多くの花が残っていることを願います。。。
上流のこのような環境にセイシカは生育をしております。

昨日から続いている雨のおかげで、
本日の日中は18℃くらいと、ここ最近では一番肌寒い日となりました。
久しぶりに続く雨で川が少し増水をしています。
雨が降っていても風があまり吹いていないため、上流の山ではガスがかかり、
連日幻想的な風景を見る事ができています。
雨の密林に幻想的に浮かび上がるのが、やはりセイシカでしょう。
上流の浦内川沿いに一株だけある純白のセイシカ、もう大分花を咲かせてきています。