
左にそびえ立つこの木、ヤシの木みたいに見えますが実は森林内に生える木性のシダなんです。
大きくなると10m以上にも成長しますが、
谷間や林中の斜面、林縁や草地などの太陽の降り注ぐやや湿った場所に生育します。
葉の付根の幹の部分を食べることができ、
色が白っぽく大根に似ているところから、ヤマダイコンとも言います。
遊覧船で上流の軍艦岩船着場に到着する直前に、船長が最後にご案内をしています。
滝までの道中にたくさん生えていまして、
間近で見ると幹の模様がヘビのウロコみたいで面白いんです。
ウロコのような模様は、生長する時に下のほうにある葉を落としていき、
葉柄の脱落した痕が残るのです。滝まで行く方はぜひご覧下さい。
方言ではバラピと言いますが、このヒカゲヘゴ、亜熱帯の風景を演出しています。

相変わらず太陽は姿を見せず、本日は今冬期一番の冷え込みでした。
風速 9m/s の北風ビュービュー、日中の気温は12℃。
なんだ、12℃で寒いとはけしからん!と言われそうですが
海からの冷たい北風が直接当たりますので、体感でかなり寒く感じます。
営業9時間の間で日照時間は僅か14分くらいで、なんとも太陽の恋しい日でした。
寒~い一日の営業終了間近、一筋の光が少しだけ心を温めてくれました。

今年は丑年なのでスイギュウの話を少々。。。
アジアはスイギュウの原産地であり、現在でも世界の95%が生息しています。
野生のスイギュウが生息する地域はほとんどなく、
少数がインド、ネパール、ブータン、タイで見られるそうです。
西表島ではウシよりも沼地での行動に適応しているため、
主に水田での労働力として飼育されてきました。
今日では観光用として活躍しており、
由布島や竹富島では水牛車に乗って南国気分を味わってもらう事が出来ます。

昨日は昼前くらいから初夏のような暑さとなりましたが、
本日は打って変わって、朝から雨の少し肌寒い一日となりました。
スタッフの口からは呪文のように、寒い寒い。。。と聞こえてきます。
それでも気温は18℃くらいあるんですけどね。
明日もおそらく今日と同じような天気でしょう、
しばらく太陽は拝めそうにありませんね、ヤレヤレ。。。

日本では、西表島とお隣の石垣島のみに生息する特別天然記念物のワシ。
天然記念物の前に『特別』が付きますから扱いとしてはイリオモテヤマネコと同じです。
イリオモテヤマネコと並び島の食物連鎖の頂点に君臨しています。
イリオモテヤマネコはなかなかお目にかかれませんが、
このカンムリワシはこれからの時期割と普通に見る事が出来ます。
繁殖期に入るのでよく鳴き、餌を探したり、雨降り後に羽根を乾かすために田んぼ、放牧地、
畑近くの電柱、電線の上によくとまるのです。
カンムリワシと言うと、具志堅用高さんを思い浮かべる方もいると思いますが、
石垣島出身と言うことで、現役時代シンボルにしていました。
用高さんは強かったですが、カンムリワシは用高さんほど強く見えません。
なぜかって言うと、
とまっている時にはワシタカの仲間ですから顔付きが精悍で目付きも鋭いのですが、
一度飛び立つとダメですね。
南国生まれのせいか動きがゆるいんです。。。(笑)

西表島では最近、毎日のように雨が降っています。
冬の3ヶ月間(12~2月)は雨が降っていて普通、曇りでラッキー、太陽が出たら奇跡!
こんな事を書いたらお客さんが来なくなってしまいますが、
昨日まさにその軌跡が起きました。
浦内川の河口に珍しいのですが、二重の虹が見えたのです。
主虹、副虹といい、主虹の上側にうすく副虹が現れ、色の順序は逆になります。
主虹は赤が一番外側(上)で紫が内側(下)なのですが、
副虹は逆に赤が内側、紫が外側となります。
この虹、島のあちらこちらで見えたようです。
新年早々この様に2つ同時に虹が架かると、なんだかとても幸せな気分になりますね。

あけましておめでとうございます。
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご高配を賜り誠にありがとうございました。
当社も皆様のお陰をもちまして、無事に新春を迎えることができました。
これを機に社員一同一層気を引き締めて、
皆様のご愛顧にお応えいたすよう努力いたしたいと存じます。
本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
皆様の益々のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。